死はかなしい

死は、大事な人との別れ、なので、かなしい。 
 
死とかなしさは、ぼくの中で明白に結び付いているけれど、
死と「怖い」の結びつきは、あまりはっきりしない。
たとえば、津波は、怖い。これははっきりしている。
でもそれは、津波で死ぬ「から」怖いのではなくて、死が怖いのではなくて、
単純に、自分や家々を引きずり込むあの黒々とした無形の塊、それ自体を怖れている。
じぶんの死というものを、リアルに認識していないからだろうか、「死が怖い」が来ないのは。
…今はよくわからない。
 
死は別れである。死はかなしい。ぼくにとってこれはすごくはっきりしている。