心理社会的療法を学ぶ(5) 持続的支持

第二部では、ホリスのケースワークの処遇過程分類のひとつひとつの種類について見て行くこととなる様子。

 

今回は、持続的支持(Sustainment)について。以下訳文。

p.131 L

持続的支持過程は、不安感や自尊心あるいは自信の欠如を軽減することを目的とするものである。それは、ワーカーがクライエントを信じ、尊んでいることや、外的脅威がそう思われているほど危険ではないとワーカーは確かに思っていることを、直接表現することによって、または―クライエントへ関心を持っていること―すなわちその人への受容や援助したいという思いを呈示することによって、なされる。

p.131 R

このような支援が行われるとき、[クライエントの]安心は[クライエントの]自己への理解から得られるのでなく、ワーカーへ信頼を置いているクライエントに対して、ワーカーがそんなに心配する必要は必ずしもないのだと暗に保証することから得られる。ここで働いている力動は、合理的な思考ではなく、信仰である。それはワーカーが持っている知識や善意をクライエントが信頼することに立脚している。

 すべての心理社会的ケース・ワークの活動において、持続的支持の過程はおそらくもっとも基本的かつ本質的である。

 

 

Casework: A Psychosocial Therapy

Casework: A Psychosocial Therapy

  • 作者: Mary Woods,Florence Hollis
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