幸福の条件

 

kyodatsu.hatenablog.com

  幸福シリーズ。

 さて、ある人が幸福と現に感じられるためには、どのような条件が必要であるか。これが今日の主題。

 

 人が幸福であることができる時の条件を、仮設的に、「外的条件」と「内的条件」の二つに分けて考えてみることにしよう。

 

 外的条件とは、幸福になる者の外から与えられる条件をここでは言う。

 例えば、金や物。「金がたくさんあれば、私は幸福になれる」「金がないから私は不幸である」と考えるとき、金がこの場合の外的条件である。あるいは、目に見えない、社会的地位(権威や信用、敬意等)や、結婚相手や、親友といった人間、広く快楽も外的条件と言える。

 「幸福とはなにか?」「幸せとは何か?」と問われ、人それぞれ思い思いに、「家族と一緒にいられること」「仕事終わってビールの一口目」など述べるとき、ここで言う、幸福の外的条件が考えられていると言うことができる。


 内的条件とは、幸福になる者自身の内に整えられる、幸福を可能ならしめる条件であり、換言すると幸福になることができる、その人自身の力である。
 まず、内的条件の一つとして、外的条件を整えるために必要な、その人の意志力や判断力も想定することができる。例えば、金を得るために勤勉に努力する力や、成功するために必要な知力といったものがそれである。これらの内的条件は、外的条件が幸福をもたらすものであると考えられている限りにおいて、幸福をもたらす条件の一つとして考えられる。つまり、この内的条件は、外的条件を整える手段として役に立つ限りにおいて価値があるのであって、その意味で外的条件に従属する。
 

 さらに、外的条件に従属しない、内的条件を考える。それは、外的な条件がいかようであるかに限定されず、幸福であると現に感じることができる力である。

 これについては、また改めて。