神秘主義

「神秘家自身は神秘主義ということを言わないと思います。神秘家にとってはリアリティそのものです。こうだということだけです。」

上田閑照『非神秘主義 ―禅とエックハルト―』p.157、岩波現代文庫

 

「その思想に「神秘主義」と名付けたのは、その当人ではないはずだ。あの思想はどうにも理解できないところがある、不可解だ、というので、まわりがそれを「神秘主義」と呼ぶことに決めたのに違いない。」

池田晶子『考える人』p.214、中公文庫

 

してみると、神秘とは、こうして呼吸(いき)している質そのものである。