メモ2014/9/26

メモ2014/4/16 の記事で、山川草木に接するがごとく人に接することができれば、人間的な情念から解放されて楽に生きれるのでないか、というようなことを書いたが、逆を考えてみる。 人間に接するがごとく山川草木に接することができれば、どうなるか。人間的…

一番幸福な人

「一番幸福な人は? 他人の手がらを感ずることができて、 他人の楽しみを自分の楽しみのように喜べる人。」 『ゲーテ詩集』高橋健二訳、新潮文庫、p.191 これには、さまざまなヴァリエーションが想定できる。 たとえば、 ①嫌なやつは? 他人の失敗を感ずるこ…

Borgani リガチャー

Joe Lovano and Hank Jones - The Duo Made in ... 以下、何の話かわかりますか。わかるひともそうでないひとも、まずジョー・ロヴァーノとハンク・ジョーンズのデュオをお聞き下され。 先日、ウッドストーン、ハリソン(だったと思う)、セルマーと比較試奏…

砂の女、一読して。

安部公房『砂の女』。 なんだったのか、この話は。 というか、初読、今回はどのように読み得たか。 小説を読んでいる間、読み終わってもしばらく余韻の残った閉塞感のようなもの。「賽の河原」と本文にはあったが、西洋で言う所のシーシュポスの神話のような…

ホントの関係についてたぶんと思うこと

ホントのこといわないと、ホントの関係はできないのだろうたぶん。 でもホントのこと・きもちは破壊的でもあるのであって(例:「あんたのそんな話どうでもいいとぼくはかんじますからはやく黙って欲しいです」)、 だから、ホントの関係はまれなのだろうた…

なぜ自殺で楽になるのか(2)

(なぜ自殺で楽になるのか(1) -のつづき) A「自殺すれば楽になる、死んだほうがマシ、という考え方は、死ぬことがじぶんが存在しなくなることだとすれば、論理的に破たんしているとおっしゃる。なるほどあなたの言うことはわかりました。でも一方で、自…

なぜ自殺で楽になるのか(1)

A「わたしは、つらいことがあってもういやだ、と思って死んでしまいたくなる時があります」 B「いっそ死んでしまえば楽になる、と…」 A「ええ」 B「死ねば本当に楽になるのでしょうか」 A「…わかりませんが、今よりはマシなのではないかと思えます」 B「なる…

読書メモ『存在と時間』

「しかし実存論的分析論は、それとして見れば、究極のところ実存的すなわち存在的に根を張っています。哲学的=探求的問いそのものが、実存している現存在の存在可能性として、実存的に捉えられているときだけ、実存の実存性を開き示すことの可能性と、こう…

春の日曜

日にあったまった花壇がネギみたいな緑のチューリップの芽をにょきにょき伸ばしている スーパーのパック詰め活きアサリのきもちはどんなですか(残酷だけどぼくはちょっと可笑しい)

メモ 2014/4/16

・山川草木に対するがごとく人に対することができれば人間関係に疲弊することもないのでないか。人に会えば疲れるのは、劣等感、嫉妬、蔑みその他人間的な情念を触発されるから。山川草木の如く無心に人を見ることができれば、人の間にいながらにして、世間…

光陰矢のごとし(3)

2013年12月6日、12月9日に引き続いてなので、光陰矢のごとし、ずいぶん間があいてしまった。 年をとるごとに時間がはやくなるとかいうのはどういうことか、という話で、これまでのところ、ずいぶんまどろっこしいことになってしまった(のでめんどうくさくな…

祇だ草鞋を踏破せんと図るのみ

臨済という昔の中国の坊さんの語録におもしろい話があった。 臨済師匠が明化という和尚さんのところに行ったときのことらしい。うろうろしている臨済さんをみて、明化さんが「行ったり来たりしたりして何をしようとしているのですか」。臨済いわく「祇だ草鞋…

「おもしろいと思う本」という言い方について

本の嗜好、つまり「おもしろいと思う本。おもしろくないと思う本。ということです。」(前回記事) この「おもしろいと思う本」という言い方。 「おもしろいと思う本」と「おもしろい本」。 どちらを使うべきか悩むのは、二つの表現の違いは次の問いを喚起す…

本の嗜好。

おもしろいと思う本。おもしろくないと思う本。ということです。 ・いちど読んでさらさらとつまづかずに読破できてしまう本は、面白くない。何度も読み直して言葉を味わおうとせねば理解できないもの、再読しようと思わせる深み。不思議がその本に眠っている…

しずかさ・しずけさ

「しずかさ」「しずけさ」。ちがいは。 たぶん、 しずかさ。しずかであることの程度。しずけさ。しずかである様の質感そのもの。 ひと文字ちがい、微妙、にして全然ちがう!

夢日記活用の一途

一般に、現実認識が歪んでいる人の話など取るに足らないことをわたしたちは知っている(例えば、「○○人は、劣った人種である、だから奴隷としてこき使ってよい」)。とすれば、まっさきに相手にしなくてよくなるのは、ほかならぬ自分自身である。 そして、今…

極化アイドル

アイドルにとって、人を喜よろこばせることは、人に愛され喜ばれるような自分になることを意味する。ゆえに、彼らにとっての第一の関心事が、人を喜ばせることにあるとすれば、ありのままの自分を受け入れてもらうこと、自分を表現することなど二次的な問題…

チャーリー・ブラウンのクリスマス "Christmas was here."

A Charlie Brown Christmas 作者: Charles M. Schulz 出版社/メーカー: Peanuts Worldwide, LLC 発売日: 2012/11/02 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 冒頭はこういう風に始まる。 "Christmas was here―the time when snowflakes fell softly …

David Liebman『サキソフォーン上達法』

David Liebmanの『サキソフォーン上達法』を読んだ。 もっと早くこの本を知っていれば! と思ってしまった。簡単な内容紹介、とりわけ著者の考え方で興味深いと思った所を。 この本は、サックスという楽器の高度なテクニックの習得を目的とするスケールやア…

好き嫌い

「だから」の連結の仕方に注目。 ①「生物はみんな、食べねば生きていけない。私は生物である。だから、私は食べねば死んでしまう」②「生物はみんな、食べねば生きていけない。彼は生物である。だから、彼は食べなくても生きていける」 ③「ミニトマトって、か…

ハァ、そうでありましたか

池田晶子さんの数少ない動画。 http://youtu.be/aLo9KwZD5rA間がカットされていて、その間どんなやりとりがされているかもわからないので、何の話か分かりづらい。池田さんが投げかける言葉も、どこまで本気なのか、試すためにいっているのか。 以下、動画の…

雪の街

落ち葉ににぎやかに彩られた道はとっくに掃き清められ、がらんとさびしくなった秋の光景のからっぽ、寒さばかり服の間から首すじから入ろうとする。 落葉から雪が街を覆うまでの、もっとも暗く無味乾燥なこの季節に重ねて、これまでの華やかだった季節とその…

光陰矢のごとし(2)

前回の続き。ちょっと脱線。 ちょっと勘違いしていた。というか不注意だった。 Tempus Fugitは直訳すると、 時間は飛ぶ だから、なにか無理がある感じがしてたのだけれども、 光陰矢のごとし は、「光陰」とは辞書で引くと、日と月のことだそうだから、「矢…

半額の刺身(サーモン)を食べながら考えたこと

餌くれねだるは金魚が二ひき。すいそうのガラスにあたまをぶっつけ。口ぱくぱくと盛大に (じゃここはひとつ) すきでしょコーヒー、さらさらさらいつもといっしょの顆粒状、ぱくつくまえに前にじわりと溶けます。砂糖とミルクもさあどうぞ。…おやブラックが…

光陰矢のごとし(1)

今年も残り少ない。 年をとるほどに時間が経つのがはやくなる、とか普通言う。これ、どういう意味か。 TEMPUS FUGIT=Time Flies光陰矢のごとし 「矢が進むのが早い」の意味なら、よくわかっていると思う。義務教育で教わった。 速さ=距離/時間 「はやい」と…

共時的有質的変異症

「共時的有質的変異症」とは何か。 先日、こんな夢を見た。 友人が窓際に立ち外を眺めている。 友人は、向かいの灰色のビルの窓際に同じように立ち、こちらを見ている男(だったと思う)をじっと見ている。終始無言だった。友人は窓の向こうの男を見、男は友…

死の恐怖 つけたし

こないだ(2013.11.27)のつけたし。 「そしてそこにどうする力も持たない自己意識だけが永久に!」というがそれは、「死の恐怖とはこのとき、考えられうる未来の諸可能性と、その可能性のいずれが実現するか無知であることへの恐ろしさだから、決して自分が…

万古不易の真理(2)

「だから先の「万古不易の真理が存在するならば、それはその意味する所の本性上、現に今もそれは真理として存在しているはずである」という考えは、こう考える以外に他のありかたを考えられないという意味で、そう考えるのが必ず然るべしである。他のありか…

死の恐怖

「河合隼雄公式サイト」から。谷川俊太郎さんと、工藤直子さんが対談をされている。 http://hayaokawai.jp/hayaokawai/project/ 「死の恐怖というのは、河合さんは自分自身の消滅」とおっしゃっていたという。自分が消えると言うのが怖い。谷川さんは、「自…

万古不易の真理

もしこの世に「万古不易の真理」なるものがあったとする。 つまり、大昔からずっとそうだったし、これからも未来永劫そうであることが変わらない、ホントのコト。そんなものホントにあるのか。 でも、そんなものが「もし」あるとするなら、それは「現に今も…

問いの開始地点(1)

ものを考え始めるそのところ、っていうのはどんなところなんだろうか。 自明性(アタリマエであること)は、問いの以前だと言える。つまり、ものを考え始める前。人は当たり前のものを問うたりしない。アタリマエであるが故に、それについて考える必要もない…

秋の植物園に行ったこと

11月3日、昨日北大植物園へ行った。 札幌市中央区、何条何丁目と四角く区画された道路やビルの一角にあるところ。人口およそ190万の都市のまんなか、コンクリートの堅皮に密閉された大地も、そこでは自由に呼吸して生命として自分を表明できる。 いくつもの…