感じたこと

出会い

ベンチに腰かけ、宙に置くわたしの眼ちいさなあなたが行き、過ぎるこの老人とちらと目が合い、ぺこりと会釈して あなたの声を、わたしは知らないわたしは忘れた、あなたの顔立ち、性別すら 確かなのは、まなざしの交差、あのかちりとした感触ふたつの時が透…

時間。大人になること。

ディズニーの『ピーターパン』。YouTubeで観ることができる。 ウォルト・ディズニー(Walt Disney) - ピーター・パン(Peter Pan) Part1 ウォルト・ディズニー(Walt Disney) - ピーター・パン(Peter Pan) Part2 1 大人と子ども。時間。追われること:頓着しな…

ケアすること・意味・報酬

先ほど、メイヤロフの『ケアの本質』を読み終わった。 いくつかの言葉がこころに印象を残している。 「私と補充関係にある対象を見い出し、その成長をたすけていくことをとおして、私は自己の生の意味を発見し創造していく。そして補充関係にある対象をケア…

さよならのオレンジが明けた

3/27 皆が一日の務めを終える頃あい、さよならのオレンジが明けていることに気づいた。 「さよならのオレンジが明けた」。 妙な表現になったが、それは、夕方窓から差し込む陽の光を見て、そこに或る「たしかさ」を感じたという生活雑感の一つに過ぎない。そ…

記憶の春

春の訪れを感じます。 雪国では、長く伸びてきた陽や、雪解けの雫の音が、春の先駆けです。じき、土の匂いが風に交じり、雪下からクロッカスが顔をのぞかせることでしょう。 しかし、これほど雪解けの賑やかな嬉しいこの時節、この明るさがもの悲しいのは、…

夢の川

夢に、或る川を見た。 雪の山間を流れるその川は細く、冷たそうに見えた。 流れる水の響きは、沈黙の気配を耳に伝えていた。 人の言葉ではない言葉を、それは語るかのような。 この流れは、どこから来たのだったか。 「源」。何かが起り、生れる場所。 未知…

宇宙塵を食べる星の子の、不可思議な営為

働くということ。 それは、社会の中に自分の位置づけを持っているということ。何らかの他者の幸せに寄与する(はずの)役割を得ているということ。そうであるから、働くことで報酬が得られ、いわゆる「生活」が成り立つ。生活を構成するためには、貨幣が必要…

ほんとうにすこやかなわらい

ほんとうにすこやかなわらいとは、なんだろうか。 人が、その弱さゆえに愛すべき存在であると認識することから生れる笑いは、すこやかでないだろうか。 わたしは、人をその弱さゆえに愛し、ほほえむことができるだろうか。 わたしは、ほんとうにすこやかにわ…

銀歯  歯医者に行った日に

焼却されて脳髄が蒸発しても残るんだろかこの銀歯。 たとえば仮にぼくがあす死んで。

ふじゅふじゅ 創作オノマトペとフォーカシング

じぶんの身体の、のど、胸、お腹のあたりに、注意をむけてみる。視覚的に「見る」、というのでなくて、どんな「感じ」がするか内側から感じてみ(観)る。そうすると、なんかもやもやしていたり、なんかムカムカしていたり、そういったものが、そこにいるの…

灰色のぬれた朝

けさは不眠。眠たくないが透明でない、鈍いあたまが車走らす。 いききするみな、みなかおの顔、仮面のようなかお見てる。 「どれかひとつくらいかおでない、顔の車があってもよさそな。」透明でない鈍い頭の、のろくさい眼が注意深からん、こころみにみる見…

宗教的な欲求

何かこう、統一的な世界像のようものが欲しい、と常々感じている。 おそらくこれはある意味で「宗教的」な欲求なのだろう。ここでいっている「宗教的な欲求」というのは、次の様な意味。 「アウグスティヌスがしているreligio、つまり「宗教」の語源の説明に…

「もの」の訴え

何か、ものをつくりたいという欲求が存在する。形になるものを、己を透過して、ならしめたい。形なきものを、私を透過させ、形あるものたらしめたい。そうした欲求が存在する。形にならしめたい主題的な何か、が予めあるのでなく、ただそうした欲求が存在す…

死はかなしい

死は、大事な人との別れ、なので、かなしい。 死とかなしさは、ぼくの中で明白に結び付いているけれど、 死と「怖い」の結びつきは、あまりはっきりしない。 たとえば、津波は、怖い。これははっきりしている。 でもそれは、津波で死ぬ「から」怖いのではな…

Borgani リガチャー

Joe Lovano and Hank Jones - The Duo Made in ... 以下、何の話かわかりますか。わかるひともそうでないひとも、まずジョー・ロヴァーノとハンク・ジョーンズのデュオをお聞き下され。 先日、ウッドストーン、ハリソン(だったと思う)、セルマーと比較試奏…

春の日曜

日にあったまった花壇がネギみたいな緑のチューリップの芽をにょきにょき伸ばしている スーパーのパック詰め活きアサリのきもちはどんなですか(残酷だけどぼくはちょっと可笑しい)

本の嗜好。

おもしろいと思う本。おもしろくないと思う本。ということです。 ・いちど読んでさらさらとつまづかずに読破できてしまう本は、面白くない。何度も読み直して言葉を味わおうとせねば理解できないもの、再読しようと思わせる深み。不思議がその本に眠っている…

しずかさ・しずけさ

「しずかさ」「しずけさ」。ちがいは。 たぶん、 しずかさ。しずかであることの程度。しずけさ。しずかである様の質感そのもの。 ひと文字ちがい、微妙、にして全然ちがう!

雪の街

落ち葉ににぎやかに彩られた道はとっくに掃き清められ、がらんとさびしくなった秋の光景のからっぽ、寒さばかり服の間から首すじから入ろうとする。 落葉から雪が街を覆うまでの、もっとも暗く無味乾燥なこの季節に重ねて、これまでの華やかだった季節とその…

半額の刺身(サーモン)を食べながら考えたこと

餌くれねだるは金魚が二ひき。すいそうのガラスにあたまをぶっつけ。口ぱくぱくと盛大に (じゃここはひとつ) すきでしょコーヒー、さらさらさらいつもといっしょの顆粒状、ぱくつくまえに前にじわりと溶けます。砂糖とミルクもさあどうぞ。…おやブラックが…

共時的有質的変異症

「共時的有質的変異症」とは何か。 先日、こんな夢を見た。 友人が窓際に立ち外を眺めている。 友人は、向かいの灰色のビルの窓際に同じように立ち、こちらを見ている男(だったと思う)をじっと見ている。終始無言だった。友人は窓の向こうの男を見、男は友…

秋の植物園に行ったこと

11月3日、昨日北大植物園へ行った。 札幌市中央区、何条何丁目と四角く区画された道路やビルの一角にあるところ。人口およそ190万の都市のまんなか、コンクリートの堅皮に密閉された大地も、そこでは自由に呼吸して生命として自分を表明できる。 いくつもの…